9月中旬に記念すべき初物をゲットしたもののファイト中にまさかのハンドルぽっきり事故が発生した我がC3。家帰ってから折れたハンドル見てみるとこりゃ折れるわな細すぎたw。
重量200gを目指して肉抜きに夢中になった結果、巻きトルクに耐えられないところまで削りすぎたよ、すまんC3やっちまった。かといってC3は発売からすでに30年以上経ってるリールなのでメーカー在庫からハンドルを取り寄せ購入なんてことは出来ない。なんでもそうだけど古いものを長く使い続けようとすると現行のものを使うよりもコストがよりかかる様になっている。それでも実は前から気になってたハンドルをポチるのは早かった。NSクラフト製ROBO-CCハンドル。45エアーのマットブラックに&丸ノブスリムノブ。
エアーは肉抜きしてある分軽量化されていて、かつノーマルより5mm短い45mmを注文した。当然ハンドル長が短くなるので巻きが重くなるのを一番心配したけど思ったほど巻き重り感はなかったから一安心。このタックルで今後はアジングやメバリングなど小物釣りも楽しみたかったのでコンパクトなショートハンドルにして正解だった。こんなマイナーなオールドリールにもかかわらずガレージメイドなビルダーさんがハンドルを制作していてそれを購入することが出来る。ニッチすぎてロット数は期待出来ないからメーカーは参入しないしおのずと単価は上がる。こんな商売にならないリールのパーツ制作出来るのは好きでやってる個人ビルダーさん以外ありえないし感謝しかない。C3を楽しもうとする人たちの繋がりや土壌がWebの中で醸成されつつある。
ROBOハンドルはC3の直線的なデザインにマッチした設計で後付けによる違和感が全然ない、そして手にして解る精度の高さ。ていうか過剰クオリティーが本体クオリティーを超えちゃってる。おかげでノーマルノブから伝わってきた回転ブレが消えてしっとりシルキーな巻き心地に変わった。
もともとC3はウォームギアにベアリングが1個だけなんだけど、これで我がC3はラインローラーに1個、ハンドル内に2個追加されたので4BBとなった。これはノーマルの使用感からすればとんでもなく大きな違いなんだけどただBBを増やしたい訳ではない。この方向で突き詰めていけばその先にはステラやイグジストがあることはわかってる。でも行きたい場所はそこではないのだ。C3や3、33を使ってるアングラーがカーディナルと共に見たい風景は最新スペックの場所じゃなくて、もっとのんびりした場所なんだろう。そもそもそんな場所があるのか、いつか辿り着けるのかもわからない。気づいた頃には三途の川の畔かもしれんけど「まぁそれでもいいじゃんか」と思わせる余裕がC3にはある様な気がする。



























