10/12/2020
カーディナルC3 カスタム
C3を手に入れてからはや半年。ほとんど全てのパーツをこつこつ磨き上げて、大物とやり取りするシーンを想像しながら、気づいたら全塗装までやってしまった我がC3はこれにてひとまず完成、組み上がりと相成りました。いや〜自己満足。
サイズは現代リールの1000番から2000番といったところ。ギアはウォームギアと言って減速に使われるギアなんだそう。滑らかに回るんだけど巻き上げ力は弱くて非力なリール。もともとは3や33がトラウトマンから絶大な指示を受けてるリールだけど、バス界隈ではC4がメインでC3はそれほどだった記憶があるけど全体のバランスはC3の方が圧倒的にいい。C4はC3を単に拡大しただけの様で小さなハンドルなんかもバランスが悪かった。このリールの特徴はなんといってもこの直線的なデザインと後方斜めに配置されたスタンドラグ。カーディナルシリーズのアイコンでもある。
今回C3を使ってメインで使用を考えてるのがスズキ釣り、といってもセイゴが中心のセイゴハンターだけど。スズキクラスは滅多に釣れないのでアベレージサイズは30〜50cmといったところで、かつ海ではなく川セイゴ。
元々はダイワの初代セルテートを使っていてスズキを釣ってたんだけど、続けてるうちに普段よく釣れるサイズ(30〜50cm)を、かなりないがしろに釣ってる事に気づいた。セルテートはパワーがあるほんとよく出来たリールでセイゴ、フッコなら難なく巻き上げちゃう。気づいたら足下でばちゃばちゃやってて、この手のサイズは全く引き味なく寄ってきちゃう。釣り上げた喜びも感じず無表情でリリースする自分、ある時全然楽しんでない事に気づいた。初めてセイゴ釣り上げた時は手が震えるほど嬉しかったのに、いつしか大型しか価値がないという考えになっちまっていてこれじゃいかんなと思ったのだ。
釣りは最高の遊びだし生涯続けようと思ってるけど、その為にはこの遊びを常に新鮮な感動を持って楽しみ続ける必要がある。途中でルーティーンになったり飽きてしまってはお終いなのだ。釣りの楽しみは道具の工夫や改造、釣り方やスタイル、魚の生態や自然観察などなどおよそ釣りに関わる全てにおいて拘りをもって楽しめる要素が沢山ある。その中のひとつに道具があって、ここをあえて「非力なオールドリールに、いつも釣ってるサイズが楽しくなる様な道具立てにしよう」と考えてみた。それも小学生時代から憧れ続けたリールを手直しして使える道具にしていこう、というのが事の発端。
で軽量化。もともと軽い部類のリールで当初ウチに到着した日に量ったところ214gだったものを、ジャスト200gを目標に肉抜きした結果…。
あと3g届かず。マイナス11g削り落とした事になる。たった11gだけど持ってみると軽くなった気がしないでもないような。まだいけそうな部分としてはローター、ここはもう少し抜けそうな気がするけど、そろそろもう釣り行きたいんで第一弾の改造はひとまずこれで完成。
普段からPEラインにリーダーを付けて釣りしてるんだけど、リーダー切れた時なんかはその場で結び直す事はしないでスプールごと交換しちゃう。C3はもともとワンプッシュで交換できる替えスプールが付いた状態で販売されてたんだけど、このC3はオークションものなんで替えスプールは付いてなかった。でもう一個オークションで落としたんだけど、これが驚きの値段。駄菓子価格で落とせちゃったラッキー。こんな事でいちいち喜んでる釣人は幸せな生きもんだ。これからPEラインの相性なんかを確認していく為、四本撚りと八本撚りの違いを試してみることにする。一般的に四本撚りは擦れに強く、八本撚りは滑らかな表面処理からガイド抵抗が少ない言われている。さてどんな違いがあるのだろうか。
これで釣りに行ける準備はだいたい整った。あとはこのC3にセットするロッドなんだけど、既に所有してるロッドともう一本新しいロッドを手に入れて二本体制でいくか、とかなんとか考えてる時間が最高に楽しい。つづく。
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