10/09/2020

カーディナルC3 改造

全バラしたあと、ハンドル回してるとスプールとローターがどうやら干渉してるようでスプールの下死点でわずかな接触音。もともとスプールに貼ってあるデカールがイマイチ気に入らなかったので、この際デカール剥がしてスプール削るかってことに。

スプールの下側1.5mmほど削り落として装着して回してみると、まだ下死点で接触音。えー!マジかここじゃないの?

耳をすましてよ〜く聞いてみるとなんか中から音する。でスプールの内側見てみるとローターとのサークル接触痕がついてる…内側かよ! もしくはシャフトが短いのか?まぁ個体差が相当あるだろうしてこういう事も普通に起こるんだろな。なんせ35年前のリール。こういうことも含めてC3なんだから、ここはひとつ肉抜きついでに削りながら整えていきますか。
ってことでプチカスタム(改造)開始。最終的には全塗装する事に決めたので、最終形態をイメージしながら時に大胆に時に繊細にガリガリやっちゃう事にする。そもそもカーディルC3の重量は210gという事になっていて当時は非常に軽いと評判だったのだが、到着したその日量ってみたら214gあった、ちょっと重いじゃん。今じゃ200g切ってるリールは沢山あって重量でも時代遅れ感は否めない。そこでいっちょ200gを目指してみるか、肉抜きは男のロマンだよなという事になった。で最初に手をつけたのはロゴがプリントされたステンレスプレート。ハウジングの両サイドに貼付けられたアレである。80年代のプロダクトはデカールベタベタが流行っててパジェロなんかのサイドパネルにも意味不明なデザインのデカールがべったり貼ってあったのを思い出す。
まずこれ納得いかないのが使用されてるフォント、書体。なんでゴシック体なの?カーディナルと言えばあのカーディナルフォントでしょ。3や33はカーディナルフォントなのに何でC3はゴシック体?ってずっと思ってた。しかもこれ両面テープで貼付けてあるんですよ。ありえないでしょ。アウトドアでの使用を前提としたプロダクトに両面テープ?ここはレーザー刻印なんかを取り入れて欲しかったけど、そもそもハイエンド機ではないので、そこまでコストはかけられなかったんでしょうね。ただカーディナル33や3、C3使いの多くは現代のハイエンド機以上の価値をこのリールに見い出して使ってる人が沢山いる。デザインがいいだけに残念。
で、剥がす。
反対側も剥がす。するとプレートが収まってた外側の額縁が不必要な出っ張りに見えてくる。引き算のデザイン、ここも削り落とす事に決定。ただし外したステンレスプレートは取っておいて何かに使えないか画策中。あとハンドルキャップもデカール、ここも剥がして整形しよう。C3ってほとんどがデカールだった。
スウェーデン王室クレストマークは裏面から二カ所カシメて止めてあるのでリューターで削って外した。これはピンバッジにして帽子かなんかに付けようかと思ってる。
そんなこんなで干渉していたローターの天面も2mmほど削ってガリガリやって無事スプールとの接触音は消えた。クレストマーク外した痕の穴は金属パテでこのあと埋めちゃう。でドリル持ち出してさらに肉抜き出来るところは徹底的に抜いていく。つづく。




 

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