12/05/2023

カーディナルC3 クレストマーク

なんだかんだ高騰しているC3。私が二台購入した当時は、まだ前夜という感じだったので定価の半額程度でしたがそれでもちょっと遅かった感じがします。もともとC3は現役時代から知る所だったので、ソコまで高級リールというイメージがこのリールには無く、昨今の相場をみているととても手が出ません。未だにそんな時代遅れな感覚だから塗装剥離したり削ったり穴開けたり、端から見たら「なんて事してんだ」的な加工を平気でしてしまっているのかもしれません。そしてついにヤバい加工サービスが始まりましたね。ワクワク

全バラしたら再塗装しようと思ってたので、二本の棒をカシメて止めてあるスウェーデン王室クレストマークも勢いでガリガリと削って取り外しちゃった。これは安全ピンか何かを取り付けて、バッグか帽子のピンバッジにしようかと思案中だけどほったらかしのまま、また元に戻す予定はありません。後は二本の棒が貫通していたボディの穴なんですが、今の所金属パテで埋めて誤摩化しています。が、ボディと馴染むはずもなくポチポチと点が残ってるんですよね。なにか目立たせない、いい方法がないか…、悩みは尽きません。

11/27/2023

カーディナルC3 スターンドラグ

ABUカーディナル3や33の他に廉価版の40とか444。ABU伝統のスターンドラグを配置した往年の名作はサイズ違いのバリエーションも豊富にあって、使えるもんならメチャクチャ欲しかった機種たち。中には3や33を右巻きに改造してたり、ハンドルやシャフトの軸受けにベアリングを圧入している達人もお見かけしますが、もちろん私にはソコまでの加工技術がなく、これら名作の数々は右巻きの自分には指咥えて眺めるしかなかったというのが実際のところ。
特にこの3色はコレクションで手元に置く事はあっても実釣で使う事は出来ないので、あまりのカッコ良さにいつも見ていて悲しくなります。たまに画像反転して右巻きのイメージをしてみたりもしますが、余計に悲しくなるだけで焼け石に水。あぁコレで釣りしてみたいw 特にこの66Xの茶色? いカラーは今まで一度も現物を見た事がなく、それにしてもなんて渋い色なんでしょうか。この先復刻版が出る事はまずないだろうし、万が一復刻したとしても右巻きを用意してくれるとは到底思えないですよね。私が釣りしている間に、C3という両巻きスターンドラグのリールがあった事に感謝しつつも、利き手の問題でC3しか使えるリールが無かったという事実が、カタログを眺めるたびに何ともビミョ〜な気持ちにさせてくれるこれらリールたちなのです。

11/22/2023

カーディナルC3 改造

夏の間ほったらかしだったC3をようやく組み上げて、久しぶりに巻いてみたらトルクのある、それでいてしっとり滑らかなウォームギア独特の巻心地が復活しました。
塗装剥がれが目立って見窄らしくなっていたので再塗装も考えたんだけど、今回は塗装剥げの心配がいらないポリッシュでいくことに。

 ドラグやハンドルキャップなど、所々に残ってる黒パーツをシルバー化する手もありますが、財布と相談してひとまずこのまま行く事に。ハウジングの蓋を止めてるビスも、あえてボディと同色のシルバーでまとめず、黒の六角ビスにしてみた所これはこれでアリかも。
こうなると巻いてあるラインも黒で統一したら、まとまり感が出るんじゃないかとブラックのPEがないか探し始めます。
今回ポリッシュ仕上げにしてみて気付いたのは、ピカピカなボディは室内より空を写し込んだ屋外が映えること。鏡みたいに磨いたおかげで夕焼けや夜など、時間帯によっていろいろな表情を見せてくれるリールになりました。ただ反面、キンキンに冷えた真冬の釣り場では、ちと素手では触りたくないなと思ったりもします。あー言えばこう言う、ワガママなもんです。

11/17/2023

カーディナルC3 テネシーハンドル

テネシーハンドルについては以前の投稿で触れた通り、SliderのCharlie Brewer Sr.の影響がでかい。5ft.のショートロッドにテネシーハンドル、コルクグリップの下の方にインストールされたベールカットのカーディナルやミッチェルのカッコよかったこと!
あとは田辺プロのフェニックス。ボビーガーランドやドンアイビーノのテネシーハンドルも痺れまくった世代です。という訳でPhenixのドンアイビーノ、テネシーハンドルを手に入れたので早速テープラッピング。鱒レンジャーもダウンロック方式のリールロックを改造して、好きな位置に止められるお手軽テネシー化を施します。
黒のビニールテープでそれぞれC3とミッチェルを組み合わせてみました。特に鱒レンジャーは4ft.のショートロッドで先重りしないので、重心が後ろに取れます。そこでSliderのチャーリーセッティングよろしくやや後方にリールをインストール。これで前から持ってるFenwick、Phenix、鱒レンジャーのテネシーハンドル三兄弟と相成りました。
あ、Phenixは滅多に釣れないブラックバスとたまに釣れるスズキ用。鱒レンジャーは今年から推しのブルーギルとムラソイ用です。残すはSliderのスライダーロッドが欲しいところですが、楽しみは後に取っておくと、今は強がっておく事にします。

11/13/2023

カーディナルC3 クリックピン

全バラしたC3を組付け始めたら、そういえば折れたままだったクリックピンが無い事に気付いた。クリックピンとはドラグが逆回転した時にカリカリと音を出す棒の事である。

このクリックピンを弾く為の歯車はメインシャフトに差し込んであって、その歯車に棒を当てる様に調整すればカリカリと音を出す仕組みとなっている。ごく単純な構造だ。

もともと付いてる純正品は真鍮の様な色した本当にただの金属棒だ。調べると互換品もあるんだけどちと高い。近所のホームセンターに行けば代用品はいくらでも見つかりそうだが、ウチからはちょっと遠いので今回は近所の百均で売ってる刺繍針を買って来た。

線径が解らないから今度調べるとして、幾つか差し込んでみると意外と太めな針がジャストサイズ。飛び出した先端をカットしてぐりぐり。後は歯車に微妙にあたる角度に曲げて完成。しかし今回買って来た刺繍針は、いくら調整してもなんだかガリガリうるさいし下品な音がする。以前使ってた刺繍針はチチチチと上品な音だったのに。

とまあそんな感じで線形や材質によって大分音色が変わるので、いずれベストな代用品を見付けたいなと思っているところ。

10/20/2023

カーディナルC3 カスタム

ようやく涼しくなってきたから重い腰上げて、塗装剥離したままだったC3を組み立てる事に。 久しぶりに全バラしたパーツを組み付けてると結構順番とか忘れてる。分解図引っ張り出して見ながら進めるも、どうもスピードが遅いので、控えのC3の蓋を開ける。 うん、やっぱり現物見るのが一番早い。「そうそう、この向きだったよな」とか言いながら組み付けて行くんだけど、どんどん進行する老眼にイライラ。Eリングの開いてる方向が見えず、組み付けに難航する。
毎日C3触ってた時は一時間もあれば余裕で組み終わってたのに、なんだか全然進まなくて、だんだん飽きてきた。そこで蓋を開けたC3と組み付け中のC3を着せ替えして遊び始めてしまった。
塗装剥がしたC3とノーマルC3を着せ替えてると、2トーンみたいでとても新鮮。小物パーツも合わせて着せ替えすれば大分印象が変わると一人遊んでいたら、日が暮れてしまった。 暗くなると、もうほとんど見えなくて今日はここまで、ローター周りは次回に持ち越し、さっさと風呂入って一杯やろう。にしてもC3の組み付けが半日かけても終わらないなんて、ずいぶん鈍ったもんだなあ。

10/19/2023

カーディナルC3 塗装

二液ウレタンスプレーで結晶塗装したC3も2年が経って、ぶつけたり落としたり、なんだかんだで塗装剥げが目立つ様になってきた。塗装したブラックが剥げて地のシルバーが見えると目立つし何より気になってしょうがない。 という訳でたまの釣りはストック用のC3に任せて全バラする事に。 自転車の塗装を剥がした時の剥離剤が残ってたので、この夏の連日35℃に迫る猛暑も手伝って一気に剥離。そのあと粗めにサンディングしたのがこちら。
凹んだ部分は元の黒い塗装が残っているので、西洋の甲冑の様な雰囲気に。これも又いい感じ。 この夏は暑過ぎて二ヶ月間、家に引きこもり。とても釣り行きたくなる気温じゃありませんでした。それでも釣り欲は湧いてくるもので、どうしようかと考えた末、C3をピカールでひたすら磨き続けるという事で釣り欲を消化していました。 この作業、結構無心になれるし、顔が写る様になってくると更に細かい傷が気になり出して際限がありません。 ビール飲みながらほぼ毎日、夏が過ぎ去るのを待ちわびながら磨いていきました。
と同時に、C3のローター周りの塗装パーツは黒く残したかったので、工業用のスチールペイントペンで塗り塗り。 現場で鉄骨やなんかにマーキングする用のペンですが、期待したほど密着性はありませんでした。 一ヶ月くらい磨いたかな。今回は再塗装する気なかったから、とりあえずピカピカを目指しました。 塗装ボディはカッコいいけど、やっぱり素人ではいつか剥がれてきちゃうんですよね。釣り道具なのであまり神経質になりたくないし、釣りに集中したいので、今回は思い切って地のままでいこうかと。
という訳で夏が終わり、べたべた汗をかかなくなる気温になったら、組み上げていこうとのんびり考えてます。