6/27/2021

カーディナルC3 長寿命ベールスプリング

6月のとある日、その日もセイゴに遊んでもらおうといつものポイントへお食事タイムに合わせて行くと案の定ボイルが始まった。ところが二、三匹に遊んでもらった所でベールを元に戻す役割のスプリングがぽきっと折れた。さらに半年後また折れてしまった。これで解った事は自分の釣行頻度だと半年に一度折れるタイミングが来る。今まで使っていたスプリングは一本300円、自分の場合1年に2本必要だから10年だと20本。(300円×20本)+500円(送料)=6500円もこんな針金に出費しなきゃならんのか!という訳で前から気になっていた長寿命ベールスプリングを購入したのだ。
右二つが代替品で左端が長寿命スプリング。見た目ループが大きく線形も従来品に比べて細くなっている。反発力を押さえて金属疲労の蓄積を緩和しようという事だろうか。実際に付け替えるとベールの戻る力が弱くなり操作感が変わった事に気がつく。それでも釣りをして行く上で特別気になるほどの事でもないし実際釣り上げる過程に問題がある訳ではない。たったこれだけで今まで突然チャンスを奪われたあの喪失感を味わわなくて済むのであれば安いものだ。

がしかし、ひとつ問題が出て来た。ベール返りである。今までは強い反発力で押さえていたものが、反発力の低いスプリングになった事でキャスト時の反動に耐えられず起こしたベールが元に戻ってしまう現象だ。スプリングを交換した後いつもの様にキャストをしてみると1,2回ベール返りが発生した。幸い軽いジグヘッドを投げていたのでラインが切れたりはしなかったが、これからシーズンに入るとルアーウェイトも上がってくる。そうなると高切れやキャスト切れに繋がる大きな問題だ。
で、このスプリングには親切にもこのベール返りを抑制するためのローターブレーキ素材が付いてくる。これはマジックテープの切れ端なんだけどローター内部、写真の位置に2液エポキシで接着する。こうする事でベールストッパーがこの緩衝剤に接触し摩擦抵抗が生じる事でローターの無用な回転を抑制するというものだ。半信半疑で取り付けて釣りに行ってみたところ驚いた事に一度もベール返りを起こさなかったコレはすごい。

メーカーによると代替品スプリングの動作寿命は4,000回ほどだそうで、長寿命スプリングは80,000回を超えたのだとか!半年で4,000回使ってた自分のスタイルだと何年持つのか計算してみた。

4000:0.5=80000:x
4000x = 40000
x=10

A. 10年

期待してます👍


0 件のコメント:

コメントを投稿